ダメな人のための自己分析入門

ref : http://works4life.jp/2008/01/tips-for-self-analysis/

1番目では、とにかく思い出し作業を行います。自分の過去の中で自分がやってきたことを思い出します。とにかく100個ぐらいなんでもいいので思い出します。

 私も去年の今頃は就職活動中でした。それゆえ思うのですが、こういった「とにかく書き出して、それからまとめる」自己分析って、いったいどれだけの人ができるものなのでしょうか。正直ものすごくハードルが高い気がするのです。

自己分析をするのは辛い - 僕らには成功体験なんてない

 いざ自己分析をしようと思って机に向かい、真っ白なA4のコピー用紙を広げ、ボールペンを手に「俺は今までの人生何やってきたんだろう……」と途方にくれる……。

 運動部に所属していて大会で優秀な成績をおさめていたり、創作活動で実績を残していたり、アルバイトで妙に優秀な成績(自分の工夫で100万売り上げた!など)を残していたり、耳の不自由な子に勉強を教えていたなんていうボランティア活動をしていたり、といった体験のある人ならそれをネタに上手く書けば100%パスします。でもそんな体験、一切ないから「自己分析どうしよう……」と思うのです。

 自己分析について今教えるような立場にいる人は、学生生活の間も何らかのことを精力的にやっていて、それをネタに就職活動も上手くやってきたような人がほとんどだと思うので、本当に何も心当たりのない人の気持ちなんて分かりません。家庭教師がいっくら教えても数学が分かるようにならない生徒に対して「何が分からないのか分からない」という気持ちを抱くのと同じです。

じゃあ何も心当たりがない人間はどうすればいいのか

 そこで上手く自己分析の手がかりをつかむ方法として、去年セミナーで教えてもらった方法について紹介したいと思います。

 上図のようなグラフを使って大まかな手がかりを得ていくという方法です。実際に書き込んでみたのが下の絵です。

 縦軸に成功(+)と失敗(-)、横軸に時間をとっています。まず大学3年間のテンションの上がり下がりをざっと曲線で描いてみて、「なんでここはこう上がっていて、ここで下がっているんだろう」と考えるのがミソです。頂点には必ず何らかのイベントがあるはずです(禁煙に成功した!など)。

 絵を描いてみることでこれまでの歩みを俯瞰しやすくなります。曲線が極端にならない場合は、もっと自分の感度を上げてみましょう。

図を自己分析に生かす

 上がっている部分には必ず原因がありますし、下がっている部分にも必ず原因があります。ここでその原因を列挙してみましょう。特に上がっている部分の原因が自己PRの助けになります。更に下がっている部分にも着目することで、自分の長所と短所も把握できます。

単純に書き出すよりも、絵にすることで把握しやすくなる

 以上のようなことを書いてきたのは、「単純に書き出す」という方法は私にとってとても難しく思えたからです。どんなことでも絵にしてみると、意外ととっかかりのヒントになります。この時期既にいくつか内定が出ていたので、もうとっかかるなんて時期ではないとは思うのですが、自己分析のとっかかりが得られない人の参考になれば幸いです。

 図のダウンロード : http://pre.mods.jp/strage/self_analysis.pdf

 加えて就活中に参考にしていた書籍を紹介しておきます。

ロジカル面接術 2008年基本編

ロジカル面接術 2008年基本編

 最新版はこちらのようです。

ロジカル面接術 2009年基本編

ロジカル面接術 2009年基本編