そろそろ本腰入れてSOAについて考えるか

SOA研究〈vol.1〉

SOA研究〈vol.1〉

 以前からいろんな資料を見てはいるけれども、この件については全然アウトプットを出せないなぁ……ということで本腰を入れて考えてみることにしました。とりあえず技術的な話よりも導入例とか、ユーザ側の夢との関連とかを見たいなぁ、ということで雑誌を買ってみることに。いや、たまたま考えてたところに2冊雑誌が並んでたのでついつい買っちゃっただけですけども。
 要求の焦点としては、システムを作りたくない、ということなのだと思います。システムを作るのではなくて、組み合わせることで実現したい。外部環境の変化が起こって、自社のシステムもその変化に対応しなければいけなくなったときに、ある一部を変更するだけで対応できるような、そんな柔軟なシステムを実現したい、というのがSOAへの要求です。要求というより夢に近いのですけども。
 一部を変更するだけで対応できる、ということは、ユーザから見ればお金もかからなくてグゥーということなのですが、あんまりSIが乗り気じゃないのはそんなの全く美味しくないからなのだと思います。だってERP再構築させた方が美味しいじゃん、マネー的に。という妙なジレンマがありそうな気がします。気がするだけですよ。
 別に変化に対応するために必ずSOAでなければならない訳じゃないんですけど、広義のSOAって激しく広義、っていうか当たり前のことすぎるので、どんな目標を立ててもすぐにSOAの話にすり替えられる仕組みになっています。その辺が優れたアーキテクチャなので、余計に眉唾さを加速させちゃうんだろうなぁ、と思った次第です。